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2026.04.10

訪問看護で知っておくべき基本のマナーと注意点とは?

訪問看護は、ご利用者の自宅という“生活の場”に伺ってケアを行う仕事です。

病院勤務では入院している患者さんへ看護ケアを行うわけですので、入院生活の上に看護ケアが提供されるというイメージですので、訪問看護とは大きく異なるのがすぐに分かるかと思います。

そのため、医療の知識や技術だけでなく、訪問看護ならではのマナーがとても大切になります💡

「訪問看護ってマナーが厳しそう…」
「未経験でも大丈夫かな?」

そんな不安を感じている看護師やリハビリ専門職の方も多いかもしれませんが、
実は!訪問看護のマナーは特別に難しいものではありません!

大前提として大切なのは、ご利用者やご家族への礼儀や思いやりの気持ちです。

この記事では
訪問看護における基本的なマナー
ご利用者との信頼関係を築くポイント
訪問時に気をつけたい具体的な行動
解説していきます💡

「訪問看護に挑戦してみたい」そんな方の参考になればうれしいです



|訪問看護におけるマナーの重要性


訪問看護におけるマナーが必要な理由

訪問看護では、看護師やリハビリ専門職が ” ご自宅 ” というご利用者の生活の場に入らせていただく立場です。
そのため、基本的な礼儀やマナーはとても大切になります。

訪問看護におけるマナーには、主に次のような意味があります。


プロフェッショナリズムを示す

看護師やリハビリ職は専門職です。

そのため、
訪問時の態度や振る舞い一つで、プロとしての専門性が見え、それが信頼につながることが多々あります。

例えば、
丁寧な言葉遣い
落ち着いた説明
約束を守る姿勢
安心できる所作 
など こうした行動は、ご利用者にとって「この人なら安心して任せられる」と感じるポイントになります。


サービスの質を向上させる

訪問看護は社会資源サービスの一つです。

そのため、
マナーが整っていることで、ケアの質も自然と最低限担保されるものになります。

例えば、
病院では看護師に「説明を求めたい」と思っても忙しくて聞けないことがあります。
病棟では分単位での業務がつまっている場合がありますからね。

しかし訪問看護では、
ご利用者が納得できるまで説明する姿勢が求められます。

そして、最低でも30分前後の訪問時間を確保されており、その時間内はご利用者の自宅に居るわけですからより求められるわけです💡

そのため、
丁寧な説明
相手の話を聞く姿勢
分かりやすい言葉
などが大切になります。

専門用語しか使わない専門職に訪問に来て説明してもらっても内容の意味が分かりません。
理解しやすい簡単な言葉を用いていても、説明する際の態度が悪かったり、スピードが早かったりすると、
「この看護師さんにはもう来てほしくないなあ」と感じさせてしまいますので注意したいところです。


利用者の安心感を提供する

訪問看護は、医療従事者が“自宅に来る”という特異的なサービスです。

そもそもご利用者にとっては 「知らない人が家に来る」という不安もあります。
実際、「あまり人を入れたくないから訪問看護の利用を辞めたい」というご意見をいただくのって多いんです。

そのため、
落ち着いた態度
優しい声かけ
丁寧な対応
がとても重要です。

また、ご家庭ではお茶やお菓子を出してくださることもあります。
その際も礼儀を大切にしながら、運営上受け取れない場合は丁寧にお断りするなどの配慮が必要です。(当ステーションでは原則お断りしています。)

このような小さなマナーの積み重ね”が、訪問看護の信頼につながっていきます。



|利用者の尊厳を守るためのマナー


訪問看護では、ご利用者の尊厳を守ることが何より大切です。
特に次の3つは基本になります。


1、プライバシーを尊重する

自宅はとてもプライベートな空間です。

そのため、無断で部屋に入る、室内をじろじろ見渡す、手洗い場を勝手に借りる、承諾なしにごみを捨てる、などの行動は避けましょう。

ご利用者が安心してサービスを利用できるように 適切な距離感を保つことが大切です。


2、適切な言葉遣いを心がける

訪問看護では、落ち着いた言葉遣いが求められます。

敬語を使うことはもちろんですが、相手に敬意を感じてもらえる優しい口調も大切です。
ご利用者によってはいわゆる「ため口」のようなフランクな会話を好む方もいます。

そのため、相手の感じ方に合わせて 自然なコミュニケーションをとることが重要です。
とは言え、ケースバイケースではありますが、乳幼児や就学児以外には敬語で話しかけることを大事にしたほうが良いと思います。


3、利用者の意見を尊重する

訪問看護は“生活を支える医療”です。

そのため、医療者の考えだけで進めるのではなく
ご利用者の希望
生活スタイル
ご家族の意見
を大切にします。

この姿勢が、働く看護師やリハビリ専門職にとってもやりがいの高い仕事につながります。



|信頼関係を築くためのマナー


訪問看護では、信頼関係が何より大切です。
信頼関係がないうちはどんなに良い介入を行ってもマイナスな印象を持たれてしまいます。


誠実な対応を心がける

ご利用者は看護師やリハビリ専門職を信頼してご自宅に迎えてくださっています。

そのため、
約束を守る
嘘をつかない(もちろん場合と内容による)
丁寧に対応する
などの誠実な姿勢が必要です。


一貫性のある行動

訪問看護では、毎回違う対応をしてしまうとご利用者が不安になります。
そのため、一貫したケアや説明を行うことが大切です。

訪問看護ステーションによっては訪問スタッフの“担当制”もしくは“チーム制”のいずれかを選択して運営していることがあります。

このとき、“担当制”であれば同じ訪問スタッフが毎回訪問するわけなので、ケア内容に差は出にくいと思われます。

一方で、“チーム制”の場合は毎回異なる訪問スタッフがケアを行うので、ケア内容に多少のばらつきが生じやすくなります。
あまりにもケア内容が異なるとご利用者からすると、情報が統一されていないのかな?と不安になることがありますので、注意するべきポイントなのです💡


時間を守る

訪問時間を守ることも重要ですね。
時間を守ることで 「この人は信頼できる」と感じてもらえます。

というか、「時間を守らない人は信頼できない」が正しいでしょうね。
信頼関係は、こうした小さな積み重ねから築かれていきます。



|訪問前の準備とマナー


身だしなみの確認

訪問看護では、清潔感のある身だしなみが基本です。

例えば
ユニフォームの汚れがないか
靴下は清潔か
爪は長すぎないか などを確認します。

また、雨の日はレインコートを着用することもありますが、 玄関先で濡れたまま入らないよう配慮しましょう。

訪問先で洗面所をお借りする場合も、 必ず一言「お借りしてもよろしいでしょうか」と確認することが大切です。
訪問に慣れてくるとこういった一言をかけなくなってしまいます。 努々忘れないようにしましょう。


訪問時間の厳守

訪問看護では、時間管理がとても重要です。
訪問看護師は1日に複数の訪問先を移動します。

そのため
問時間
移動距離
スケジュール
を事前に確認しておく必要があります。

スケジュール組みが間違っていた場合、直前に気づいてもその後に続く訪問すべてに影響がありますし、移動距離を見誤っていた場合も事前に分かっていればスケジュール調整が可能となります。

万が一遅刻の可能性がある場合は、必ず訪問先へ連絡を入れます。
このような基本的な対応が、信頼につながります。


訪問前の準備と心構え

訪問前には
利用者の状態
病状
生活環境
などを事前に確認します。

また、必要な医療器具を準備しておくことも大切です。
訪問看護が未経験の場合、 最初は緊張することもあるでしょう。

しかし、ご利用者の生活に寄り添う訪問看護は病院とはまた違ったやりがいのある仕事です。
すてっぷ訪問看護ステーションでも、未経験から訪問看護を始めたスタッフが多く働いています。
最初は先輩と同行しながら、自然に訪問の流れを学ぶことができます。

訪問する直前からマナーは始まっている

ご自宅に訪問するということは、かならずインターホンを押すことになります。
インターホンには何種類かありまして、音の鳴り方が違うんですよね。

最近のインターホンは押したら設定されている音が自動でなるタイプですが、古いタイプだと押した時間や強さで音の長さや大きさが変わるのもあります。

音に敏感な方であれば、鳴り方一つで不快に感じるご利用者やご家族もおられるので要注意です。


訪問時の挨拶と言葉遣い

訪問看護では、最初の挨拶がとても大切です。

玄関先では
「こんにちは。すてっぷ訪問看護ステーションの○○です。本日もよろしくお願いいたします。」など、丁寧に自己紹介をします。

また、
お礼
感謝の言葉
相手を気遣う一言
を添えることで、会話が柔らかい雰囲気になります。

言葉遣い一つで、 訪問看護の印象は大きく変わります。


訪問時・退出時のマナー

訪問時には、玄関で靴を脱ぐことが多くあります。

その際は
靴を揃える
玄関の邪魔にならない場所に置く
などの配慮をしましょう。

また、退出時には
「本日もありがとうございました」
「また次回よろしくお願いいたします」
と感謝を伝えます。

こうした会話の積み重ねが、良い関係性につながります。



|入室時のマナー


明るい挨拶と自己紹介

訪問看護では、最初の印象がとても大切です。
笑顔での挨拶は、ご利用者とのコミュニケーションの第一歩です。

訪問時には
自分の名前
ステーション名
を紹介し、安心してもらえるようにしましょう。


靴を脱ぐ場所を確認する

ご自宅によって靴の脱ぐ位置は違います。
そのため、「こちらで脱いでもよろしいですか?」と確認することが大切です。

靴は揃えて置き、 靴下の清潔さにも注意しましょう。
また、玄関の靴を置く場所には上座と下座があるのをご存知ですか?
これ意外と知られていないので、是非意識して靴を置いてみてくださいね。


無断で家の奥に入らない

訪問看護では、プライバシーへの配慮が欠かせません。

物品や着替えを探す際にご自宅の奥に入る際は「こちらに入ってもよろしいですか?」と確認しましょう。
自分に置き換えてみても、いくらお世話になっている看護師やリハビリの方だろうと、勝手に他の部屋に入られるのは気持ちよくないですよね。

未経験の方でも、この基本を意識するだけで安心して訪問ができます。



|ケア中のマナー


丁寧な説明と声かけ

ケアを行う際には
これから行う内容
どんな目的があるのか
を丁寧に説明します。

初めてのケアは不安になりやすいため、声かけをしながら進めることが大切です。
特に難聴がある方にはさらに配慮しながら声を掛けていきます。


ご家族への配慮

訪問看護では、ご家族も大切な存在です。

状態の共有
ケアの説明
などを行い、信頼関係を築いていきます。

家族支援も訪問看護となります。
看護の対象はご家族やご利用者を支えているキーパーソンにも及ぶことがあることを覚えておいてください。



|訪問看護の身だしなみマナー


清潔感のある服装

訪問看護では、清潔感がとても大切です。

清潔なユニフォーム
汚れのない服装
動きやすい靴 などが基本になります。

こうした環境は、転職先を選ぶ上でも重要です。
スクラブといわれるユニフォームを着て訪問するステーションが多いかと思いますが、中には特に指定はなく私服で訪問するようなステーションもあります。

私服の場合だと服を自分で選ばないといけませんので、刺激的な色などは選ばないように心がけましょう。


化粧や整髪の注意点

訪問看護では
・ナチュラルメイク
・整った髪型
を心がけます。

最近では髪色や髪型が自由なステーションもあり、
すてっぷ訪問看護ステーションも明るい髪色のスタッフも在籍していますが、どんな髪色・髪型であっても“清潔感”を大切にしましょう!✨


香りへの配慮

香りにも注意が必要です。
強い香水は避け、 ご利用者の体調や好みに配慮します。
特に抗がん剤治療を行っているご利用者は香りに敏感になっていることもありますからね。



|言葉遣いとコミュニケーションのマナー


敬語の使い方

訪問看護では、敬語が基本です。
ただし、堅苦しすぎる言葉ではなく自然で温かい会話を心がけます。


適切な声のボリューム

高齢者の場合、聴力に差があります。

そのため
声の大きさ
話すスピード
を調整することが大切です。



|訪問看護の仕事は「人と向き合う仕事」


訪問看護のマナーは、特別なものではありません。

大切なのは
相手への思いやり
礼儀
丁寧なコミュニケーション です。

訪問看護は、ご利用者の人生に深く関わる仕事です。
その分、大きなやりがいがあります。

すてっぷ訪問看護ステーションでも、 スタッフ同士が支え合いながら、ご利用者一人ひとりと丁寧に向き合っています🌟


訪問看護に興味がある方、
「未経験だけど挑戦してみたい」と思っている方。

ぜひ一度、訪問看護という働き方を知ってみてください。

あなたの看護やリハビリの経験が、地域の在宅医療で大きな力になります🌸



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