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2025.12.26

訪問看護における理学療法士の仕事内容と給料の実情は?


「病棟経験しかないけれど、訪問看護で働けるのかな…?」

「訪問看護って何か特別な資格や経験が必要なのかな…?」

そう感じている理学療法士(PT)のあなたへ――

じつは、訪問看護は病棟や施設経験を土台に、
その人らしい暮らしを支える仕事として非常に適したフィールドです✨


|訪問看護とは?

訪問看護は、利用者さんが住み慣れたご自宅で安全に安心して暮らしていくための専門的な支援です。
看護師や理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などがご家庭に直接訪問し、
健康管理やリハビリ、日常生活動作の支援を行います。

合わせて読みたい| 訪問看護サービス


利用者さんが必要とする場面


入院後の自宅療養のスタート
移動や立ち上がりが不安な方
医療機器が必要な方
認知症や終末期のケアを自宅で行いたい方

など、多様なニーズに合わせて支援しています。 訪問看護は、単なる医療を提供する場ではなく“生活のサポート”という側面が大きいのが特徴です。
そのため、病院やリハビリ室で行っているリハビリのスキルがそのまま活きる場面が多くあります。むしろ、病院のベッドサイドだけでは見えづらかった実生活上の課題に直接触れることができるので、生活をサポートしている実感がより強く感じられるのではないでしょうか。







|訪問看護における理学療法士の重要性


訪問看護の役割と理学療法士の位置づけ

訪問看護の基本的な役割は、利用者さんが住み慣れた日常生活を可能な限り継続できるよう支援することです。
看護師が全身状態の観察や医療処置を行う一方で、理学療法士は「身体機能・動作の専門家」として、日常動作の維持・改善を図ります。

例えば、
✔ ベッドから安全に起き上がれるようにする
✔ 家の中で転倒しにくい動きを身につける
✔ 歩行や階段昇降の支援

こうした支援は、病院でのリハビリとは異なり、実際の生活環境に合わせた形で進められるため、理学療法士の専門性が非常に活きます💡
また、作業療法士や言語聴覚士など異なるセラピストとの連携もあり、チームで利用者さんを支えていきます✨


患者の生活の質を向上させるための貢献


理学療法士が訪問看護で活躍する最大の理由は、利用者さんの「生活の質(QOL)」の向上に直結する支援ができるからです。

✔ 運動療法で関節可動域や筋力を改善
✔ 日常動作の獲得・向上を目指して実践的な指導
✔ 個々の希望や生活環境にあわせた個別支援

たとえば、
「自分の力でトイレに行けるようになった」「家族の介助負担が減った」
といった生活そのものの変化に深く関わることができます。
また、患者さんの声や家族のありがとうが、訪問看護での大きなやりがいになります。





|理学療法士の訪問看護における具体的な業務内容


リハビリテーションの実施


訪問看護におけるリハビリは、画一的なメニューではありません。
まずは利用者さんの身体状態と生活環境、その人の“やりたいこと”を丁寧に評価し、個別プログラムを作成します。

・運動療法
・ストレッチ
・日常生活動作練習(起立・歩行・階段昇降など)
・環境に合わせた動作改善アプローチ

理学療法士の役割は、“医療”と“生活”の橋渡し役として、動作改善を通して自信や安心を高めていくことです。

また、作業療法をリハビリ計画に盛り込むこともあります💡
病院では高次脳機能障害の方には作業療法士や言語聴覚士の専門職が中心に関わることもありますが、訪問看護ステーションによっては作業療法士や言語聴覚士が在籍しておらず理学療法士から作業療法や高次脳機能訓練を行うことも役割として求められることもありかもしれません。

生活を見るという観点から、動作訓練だけをしていれば良い、というわけではないことが分かっていただけるかと思います。
生活全体を見るためにいろんな角度からアプローチをしていくということが重要となります!



患者の健康状態のモニタリング

訪問時には、単にリハビリを行うだけでなく、健康状態のチェックやバイタルサインの確認も行います。
異変があれば看護師や医師と共有し、迅速に対応することで利用者さんの安全を守ります。
これは病院などとも同じ状況かと思われます。傍には居ないので、電話やメール、その他情報共有ツールを駆使しています。



福祉用具の提案と指導


理学療法士は、歩行補助具や手すり、椅子・ベッドの調整など、生活を安全に送るための福祉用具選定と活用指導も行います。

・日常生活を安全に送るための動線調整
・家族へ介助方法を伝える
・定期的な効果評価と見直し

こうした支援によって、利用者さんの自立や生活の向上を支えます💡


|訪問看護と病院での理学療法士の違い



環境の違いによるアプローチの変化


病院や施設ではリハビリ室という“専用の環境”がある一方、 訪問看護では“利用者さんのご自宅”という生活環境がフィールドです。
家具配置、段差、生活動線などが異なるため、それぞれの家庭に合った支援が求められます。

この環境の違いにより、理学療法士は“実生活レベルでの動作改善”をサポートすることができます!



利用者やご家族との関係構築の重要性


訪問看護は利用者との1対1の関係が中心。
利用者さんと長く関わることができるため、信頼関係の構築がとても大切です。

日々の訪問を通して、利用者だけではなく、そのご家族やその他関係者、介護関係のその他事業所それぞれの想いを汲み取りつつ寄り添い、深いコミュニケーションを重ねることで、より効果的なリハビリ支援が可能になります。

病棟以上に 「対話力」「傾聴力」「寄り添う姿勢」 が求められます。病棟やクリニックでのリハビリ中に家族と会話を求められるシーンなどはあまりありませんよね。だからこそコミュニケーション能力が求められるというのはごく自然なことだと思います。


看護師の代わりに訪問看護として訪問


訪問看護の制度上、理学療法士ではあるけれども、あくまでも看護師の代替としてリハビリ専門職が訪問しているという位置づけになっています。
したがって、リハビリだけを提供していれば良いわけではありません。ここが大きな違いとなります。

例えば、オムツや衣服の汚染があればオムツ交換、陰部洗浄、更衣介助を行うこともあります。定期内服薬がお薬カレンダーから正しく飲めているか、などを確認して看護師へ報告することもあります。


|病棟経験しかなくても大丈夫!すてっぷの安心フォロー体制

「訪問看護は未経験だけど、できるかな…?」
そんな不安を持つ方も多いはずですが、安心してください!
すてっぷ訪問看護ステーションでは、8割の職員が訪問看護未経験で始めています!

・入社オリエンテーション
・同行訪問(約3週間前後:安心できるまで)
・バックアップ体制
・臨床推論(動画研修)
・はぐくも(動画研修)

訪問看護・訪問リハビリが未経験の方も、同行訪問や相談しやすい環境を整えているので、安心してスタートできます🌟
未経験・ブランクありの方でも安心して働けるサポート体制があります。




1.入社オリエンテーション


入社初日から2日間使いオリエンテーションを行います。

・会社のミッション、ビジョン、バリューについて
・訪問看護の役割
・マナー研修(礼節、名刺の渡し方など)
・介護保険と医療保険について
・記録の作り方、ICTツールの使い方
・社内マニュアルの参照方法
・会社規程について
・「はぐくも」による動画研修


2.同行訪問で基礎から学べる

まずは先輩スタッフと同行訪問からスタート。
実際の訪問の流れや評価方法、コミュニ케ーションの取り方などを、現場で丁寧に学べます。これにより、現場の雰囲気や支援の考え方が自然に身についていきます。

一人訪問に対しての不安が軽減するまで先輩リハスタッフが同行します!
同利用者様への1回目は先輩がメイン、2~3回目からメインを交代、4~5回目から一人訪問が行えるようサポートします。

一人訪問中でも不安なことや確認したいことがあれば先輩やリハ主任、所長補佐からの電話サポート可能♪
一人訪問後でも不安な手技などがあれば随時同行訪問します!


3.一人立ちまで丁寧なフォロー|バックアップ体制

個々の成長スピードに合わせた丁寧なフォローがあります。
先輩スタッフとのペア訪問や、ケース検討会での情報共有を通じて、一人ひとりが安心して独り立ちできるよう支援しています。

訪問看護は、一人で行く仕事ではありません。
看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士など、多様な専門職と連携して、チームで利用者さんを支えています。悩んだときも相談できる環境が整っており安心です。

朝礼にて一日の流れや気になる利用者様について看護師・セラピストで共有し意見交換。 週1回の定期カンファレンスにて利用者様の支援についての会議や勉強会を実施しています。


4.臨床推論の動画研修

訪問看護の現場では、訪問した際に利用者の体調が悪化していて、緊急的な対応の判断が求められることがあります。だからこそ、臨床推論力を磨いておくことも重要となります。

弊社で用意させていただいている臨床推論の動画研修では診療看護師(NP)が講師を務めており、

・利用者の状態をどう評価するのか
・どんな視点でリスクを考えるのか
・その情報をどうリハビリにつなげるのか

といった臨床の「考え方」そのものを、具体的な事例を通して学ぶことができます。

「経験年数が浅くて判断に自信が持てない」
「病棟では指示通りに動くことが多かった」
そんな方でも、
“考える軸”を持った理学療法士として成長できる内容になっています✨


5.はぐくも/HAGUKUMO(動画研修サービス)

「はぐくも」は、訪問看護・在宅医療に特化した動画研修サービスです。
スマートフォンやタブレットで視聴できるため、空き時間や自宅でも学習できます。

・在宅ならではのリスク管理
・多職種連携の考え方
・利用者・家族との関わり方
・実際の現場を想定したケース解説
・法廷研修

「分からないことを、そのままにしない」
「分からない時に、すぐ立ち返れる」
そんな環境があることで、訪問看護未経験の方でも安心して経験を積んでいくことができます!

「はぐくも」の紹介ページURLはこちら| https://hugkumo.com/#hugkumo



|訪問看護におけるチーム医療の重要性

他職種との連携の必要性

訪問看護は、その利用者さんにとって最適な支援計画を立てるために、多職種との連携が重要です。
看護師やケアマネジャー、医師などと密にコミュニケーションを取りながら情報を共有し、最適なサービス提供を実現しています。

インフォーマル支援でもある地域の自治会、地域住民、NPO団体、ボランティア、認知症サロンなどの方々とも連携を図ることもあります。





|情報共有とコミュニケーションの重要性

訪問看護では、電子カルテや共有システムを用いることで情報共有をリアルタイムに行い、
全スタッフが利用者さんの状態を把握できるようにしています。これが、質の高いチーム医療につながります。

すてっぷ訪問看護ではLINEWORKSを用いてタイムリーな情報交換、帳票管理を行っています。
スタッフ一人ひとりにiPhoneを貸与しているので、iPhoneからすべての情報をいつどこからでも閲覧確認することが可能です。


|訪問看護における理学療法士のキャリアパス


専門性を高めるための研修や資格

理学療法士として訪問看護に携わる中で、専門的な研修や資格取得を目指すことができます。
新しい知識や技術を学び続けることは、利用者さんにより良い支援を提供する力につながります。


管理職や教育的立場への道


訪問看護では、管理者やスタッフ教育担当としてのキャリアもあります。リーダーシップや支援の質向上に関心がある方にとって、キャリアの幅を広げられるフィールドでもあります。

最近では、資格取得の支援を福利厚生として行っている訪問看護ステーションも増えています。
すてっぷ訪問看護ステーションでも、一人当たり年間3万円の自己研鑽費用を支援しています。

社内だけではなく、社外研修や学術大会、勉強会、セミナーなど多岐に渡る活動を支援することで、日々のリハビリに活かしてもらいたいという思いがあります。


|訪問看護における理学療法士の給料と待遇

訪問看護は、病院と比べて

オンコール対応がある
移動に車やバイク、自転車などを活用する
独創的な福利厚生がある

といった特徴があります。

令和6年度の報酬改定
により、リハビリ職でもオンコール対応が可能となりました(条件あり)。
すてっぷ訪問看護ステーションではリハビリ職のオンコール対応は行っていませんが、当然導入している訪問看護ステーションもあるかと思います。
リハビリ職でもオンコール対応を行うことで自身の経験の幅を広げるとともに価値を付加していくことにもつながりそうですね。
もちろん、オンコール手当も受け取ることができるでしょうから、経験を得ながら給料UPも狙えるという可能性が広がっていますね。

こうして、未経験でも理学療法士として安定した待遇で働ける訪問看護ステーションが多いのが魅力です。


|訪問看護の未来と理学療法士の役割

日本は急速に高齢化が進み、在宅医療や訪問看護の需要が高まっています
今後も地域で生活を支える存在として、理学療法士はますます必要とされる職種です。
病気になる前から介護予防の視点で関わることもできるのも魅力の一つです。

2040年までは高齢化がより進むとされている状況だからこそ、訪問看護というフィールドで生活の質を高める支援を提供することは、社会にとって大きな価値となるのではないかと思います。

訪問看護からのリハビリ訪問は、“看護師と常に連携が取りやすいという強み”があります。
これはリハビリを受ける利用者としても安心できるのではないでしょうか。

ただ、一人で訪問するので、急変時の対応は一人で判断を求められるのではないかという不安があるかと思います。
実際は看護師との連携が密に取れるからこそ迅速に対応でき、リハビリスタッフも安心して訪問できる環境が整っていることが多いです。

看護師ではうまく対応ができなかった利用者でも、リハビリ介入であればスッと入ることができた、という事例は非常に多いです。
これもリハビリ職の強みの一つでもあるかと考えています。





最後に|あなたの一歩が、誰かの一歩になる

すてっぷ訪問看護ステーションでは、あなたの経験や想いを大切にしたいと考えています。
未経験でも安心のフォロー体制があり、先輩スタッフがあなたを支えます。

「まだ自信がない…」という方でも大丈夫です。

まずは見学や事前説明会や公式LINEで気軽に相談してください。
あなたの経験が、地域の暮らしを支える力になります🌟





すてっぷ訪問看護ステーション
で、あなたの理学療法士としての新しいステップを踏み出しましょう!✨







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