2025.12.08
訪問看護に向いている人の特徴とは?必要なスキル・魅力を徹底解説

2025年問題に直面している最中ですが、2040年までは在宅医療の需要が急速に高まると言われています。
その状況において、
『訪問看護に興味がある』『どんな人が向いているの?』『病棟経験しかないけど大丈夫?』
という相談が増えています。
実際、訪問看護は“病棟とはまったく違う働き方”ですが、ポイントさえ押さえれば未経験でも圧倒的に活躍できるフィールドです!
むしろ、病棟・外来・クリニックの経験は訪問看護で強みとして活きます✨
病棟で『もっと一人ひとりに寄り添った看護がしたい…』『じっくり関わりたい』『退院後の生活が気になる』などと感じている方には、特におすすめの内容です♪
◆|訪問看護に向いている人の特徴
1. コミュニケーション能力が高い人
訪問看護で最も重要なのが“コミュニケーション能力”です。利用者さんはもちろん、家族、ケアマネジャー、医療機関、地域のサービスなど、関わる人や職種が多いため、信頼関係の構築が欠かせません!!
在宅ではかかりつけ医は受診以外では関わることがさほどないため、看護師が“唯一の医療者”という環境も多く、利用者さんが「この人なら安心して任せられる」と思ってもらえる関わりが必要です!
状態を正確に判断するためには、
・表情や言葉のニュアンスを読み取る力
・家族の意向を汲み取る力
・多職種へ状況を正確に伝える力
・平時との違いを感じ取る力
これらは、病棟経験者が得意な領域であり、訪問ではさらに活かせます!
2. 柔軟な思考・対応力がある人
訪問看護は、利用者さんの生活の場がそのまま医療提供環境です。病棟でもあるように状況が予測通りに進まないこともよくあります。
「思ったより状態が良い/悪い」「家族状況が変わる」「介護サービスの調整が必要になる」といった場面は日常です。
そんな時に必要なのが“自分で考え、判断し、対応する力”。
訪問看護師は一人で移動して働くことが多く、状況に応じて臨機応変に対応する力があると大きな魅力になります。
これは「向き・不向き」と思われがちですが、実は経験と学習で磨かれる力なので、未経験でも育てていくことができるんです。
だからこそ、訪問看護は 学ぶ意欲がある人をしっかり伸ばせる環境です!
最新の医療知識を取り入れる姿勢も大切で、学ぶ意欲がある人ほど成長し、活躍の場が広がります。
在宅看護関連の学術大会も開催されているので、学会で最新の知見を収集したり、同じ悩みを持つ仲間を増やすこともできますよね。
一人で訪問して判断するとは言いましたが、ステーションによっては慣れるまでは“2人で訪問”したり、管理者に気軽に電話で相談がタイムリーにできる等の支援体制がある訪問看護ステーションもありますので、転職先を探すときにぜひ参考にしてもらえると良いかもしれません。
3. 地域医療への関心がある人
地域に住む人を「生活ごと」支えるのが訪問看護。
一人ひとりの背景・価値観・生活スタイルに合わせた看護ができます。
・利用者が“自分らしく暮らす”ための看護
・在宅で過ごすための支援
・多職種と協力して生活環境を整える
こうした地域医療に興味がある人は、訪問看護で特に力を発揮できます✨
内科・クリニック・病棟の経験も活かせますし、国が推進する在宅医療の流れからも、地域での役割は年々重要になっています。
◆|訪問看護に向いていない人の特徴
1.受け身な姿勢が強い人
訪問は病棟と違い、常にフォローしてくれる先輩が隣にいるわけではありません。
一人で判断する場面も多いため、「自分から動く姿勢」が必要です。
利用者の小さな変化に気づき、必要な行動を自分で判断する積極性が必要です。「あっ、何か変だな」と感じたら自分から行動する積極性が不可欠です。
ステーションを探す際は“どんなフォロー体制があるか”、“どのくらいの期間で一人立ちするのか”などしっかり確認しましょう!

2.体力に自信がない人
訪問看護は移動が多い仕事です。
一人で移動しながら訪問先を回るため、体力に自信がないと負担を感じやすいです。
ただし、移動手段はステーションによって異なり、
『自転車のみ』『原付可』『車訪問中心』 など働き方はさまざまなので、求人の段階で確認すれば安心です。
3.時間にルーズな人
訪問看護では、天候や道路状況・前の訪問が長引く・スタッフの休みなど、様々な要因でスケジュールが変動しやすいため、時間管理ができる力が求められます。
訪問時間を厳守する事も利用者からの信頼にも繋がります。
時間を守ることは、利用者からの信頼に直結します。
「あとでいいか」「少しくらい遅れても大丈夫だろう」という姿勢が積み重なると、利用者の生活リズムを乱し、チーム全体の訪問スケジュールにも影響してしまいます。
時間に対してルーズになりがちな人は、訪問看護ではストレスを感じやすく、周囲の負担も大きくなりやすいため注意が必要です。
◆|訪問看護の特徴と魅力
在宅医療の需要と訪問看護の役割
超高齢社会の日本では、「病院より自宅で過ごしたい」というニーズが急増しています。訪問看護は、病院・病棟ではできない 生活に密着したケア を行い、利用者さんの生活の質“QOL”を高めます✨
病院のベッド数が減る中、在宅医療はますます重要になり、ケアマネジャーや介護サービスなど他事業所との協力が欠かせません。
訪問看護のメリットとデメリット
メリット
・ 利用者一人ひとりに丁寧に関われる
・ 利用者の人生や価値観に触れながら長く関わることができる
・ 利用者の生活背景がよく分かり、個別ケアがしやすい
・ 訪問先ごとに違う環境で看護できるため視点が広がる
・ クリニックや病棟での経験を活かせる
デメリット
・ 訪問先によって環境が異なり、苦手な場面もある
・ スケジュールが急に変わることもある
・ 天候や移動に左右される
・ 一人で判断を迫られる場面がある
柔軟な働き方ができる一方で、不規則性への理解も必要です。
訪問看護は「自由度が高い」分、責任も伴いますが、その分 仕事の手応え・やりがいがダントツ です!
◆|訪問看護と病棟看護の違い
仕事内容の違い
病院では「チームで働く」「決まった環境で業務を行う」ことが一般的です。
一方で訪問看護は、事業所を拠点に「一人で利用者宅を訪問する」「生活全般に寄り添うケア」を行います。
しかし、訪問看護は決して“孤独な仕事”ではなく、ステーション全体で一人を支えるチーム医療 が基本です♪
スケジュールの違い
病棟:シフト制で働きやすいが忙しい時間帯はバタバタ
訪問:利用者の生活に合わせた柔軟なスケジュール
「時間に追われるバタバタ感がしんどい…」という病棟経験者には、訪問のペースは心地よく感じられます。
訪問看護は利用者さんの生活に合わせるため柔軟性が高く、病棟はシフト制で安定した勤務が特徴です。
前章でも触れましたが、訪問では天候や道路状況・前の訪問が長引いた時やスタッフの休みなどにより時間が変動しやすいため、スケジュール管理出来る事が大切になります。
もちろん訪問看護も利用者ごとに必要な訪問時間が定められています。
ただ、必要なケアが増えたりした場合は、利用者やケアマネジャーと話し合いながら適切な訪問時間に変更することも可能です。無駄にケアの時間を増やすことはできませんので、病状が軽快して必要なケアが減ってくれば、訪問時間を短縮するような提案をすることもあります。
これこそが利用者毎に合わせた個別性のある看護につながるということですね。
◆|訪問看護におけるチームワークの重要性
利用者との関係構築
訪問看護は一人で行くとはいえ、利用者さん・家族との連携がチームワークの中心です。利用者の過ごし方、家族の希望を理解し、ケアプランに反映することで、安心できる医療を提供できます。
筆者のすてっぷ訪問看護も含め、チーム制を導入しているステーションも多くあり、他担当スタッフとの情報共有も大切です。
完全担当制を敷いているステーションもありますので、ステーションが何を大事にしているか、どんな強みがあるのかというポイントがうかがえます。
他職種との連携
訪問看護は、リハビリ職・ケアマネジャー・医師・福祉職など、数多くの職種と連携して成り立ちます。スタッフ同士の情報共有により、利用者の状態に合わせたベストなサービスを提供できます。
ここでの他職種とは大概が他法人の事業所の方が多いです。病院だと部署は違えど、同一医療法人内の他職種との連携になることが多いかと思います。
訪問看護を含む在宅領域では他法人との連携が必要な点が異なるということと、丁寧なコミュニケーションが重要であることをご理解いただけるかと思います。
試用期間の重要性
訪問看護が未経験でも、試用期間に同行訪問や研修を通して経験を積むことができます。採用後は面接で得た情報をもとに丁寧にサポートされ、チームに慣れる時間を確保できます。
向上心と学ぶ姿勢
訪問看護は、生活全体を支える専門職。「学び続ける力」がある人ほど、利用者から信頼され、チームでも活躍できるようになります。新しいケア技術や制度の知識を学び、自分の強みを伸ばすことが大切です。
資格取得には費用がかかる場合もありますが、ステーションによっては「支援制度」「学習サポート」を利用できるため、確認すると良いでしょう♪
◆|まとめ・訪問看護は“向いてる人”の特徴を知れば未経験でも活躍できる仕事
訪問看護は、病棟とは異なる奥深い魅力があり、やりがいの大きい仕事です。
向いている人の特徴
・コミュニケーション能力が高い
・柔軟な対応力がある
・地域医療に興味がある
・自ら考えて行動できる
・学ぶ姿勢がある
これらの特徴に一つでも当てはまる方は、訪問看護で確実に力を発揮できる素質があります。
訪問看護は、経験よりも“人としての姿勢”が活きるフィールド。未経験スタートの看護師も、多くの方が第一線で活躍しています。
『少し気になる』『もう少し詳しく知りたい』
そんな段階でも大歓迎です!
自分に合った働き方やキャリアの選択肢を、一緒に整理してみませんか?
あなたらしく働ける道が、きっと見つかります。
◆|最後に
少しでも訪問看護の世界に興味を持っていただけたなら、
おすすめは
「訪問看護ステーションへ連絡してどんな感じなのかを直接聞いてみる」ことです。
お近くの訪問看護へ直接連絡を取って、代表の方や管理者の方からお話を聞いてみるとよりイメージが深まりやすくなります。
数か所の訪問看護ステーションに話しを聞くとなお良いですね。
それぞれのステーションの違いを明確に感じ取ることができるはずです!ステーションの理念や利用者層、訪問件数、移動手段、休日の取り方、チーム制なのか担当制なのか、など。挙げればきりがありませんが💦
「何を聞いたら良いか分からない」「直接話を聞きに行くのはハードルが高い」という声もあるかもしれません。
そういう時は、
1. ホームページを見てみる
2. SNSがあれば見てみる
3. 知り合いがいたら内情を聞いてみる
4. 良さそうだったらホームページやSNSからでも質問してみる
5. さらに気になったら電話や対面で会ってみて話しを聞く
という順番でも良いかもしれません💡
一人でも多くの看護師さんが訪問看護に興味を持ってくれたら嬉しいです♪
すてっぷ訪問看護ステーションでもSNSやホームページもあります。
なんなら公式LINEもあります。
公式LINEであれば気軽に質問できますよね💡
ぜひぜひお試しあれ!

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